ダイエットやボディメイク、健康維持のために運動を始めようとする人が最初に悩むのが、「筋トレと有酸素運動、どっちを先にやるべき?」という問題です。
実はこの順番、あなたの目的によって最適解が変わります。
この記事では、有酸素運動と筋トレそれぞれの役割、身体への影響、そして効果的な順番について、わかりやすく解説します。
運動の効率を最大限に高めたい方、ぜひ参考にしてみてください。
目次
有酸素運動とは?──脂肪燃焼と心肺機能の強化
有酸素運動(エアロビック運動)は、酸素を取り込みながら行う持続的な運動で、代表的なものにジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳などがあります。
運動時間が長く、強度は中〜低程度。
有酸素運動の主な効果は以下のとおり:
- 脂肪燃焼(脂質を主なエネルギー源とする)
- 心肺機能の向上(呼吸循環系の強化)
- ストレス軽減・リラクゼーション効果
- 血圧や血糖値のコントロール
特に体脂肪を減らしたい人、生活習慣病を予防したい人には有酸素運動は欠かせません。
筋トレとは?──基礎代謝アップと体型コントロールの要
筋トレ(レジスタンストレーニング)は、筋肉に抵抗をかけて筋繊維に刺激を与える運動です。
スクワットやベンチプレス、自重トレーニング、マシントレーニングなどが含まれます。
筋トレのメリットは非常に多く:
- 基礎代謝の向上 → 1日の消費カロリーが増える
- 筋肉量の維持・増加 → リバウンドしにくい体へ
- 姿勢の改善 → 肩こり・腰痛の予防
- ホルモン分泌の促進 → 成長ホルモンやテストステロンなど
筋肉はエネルギー消費器官とも呼ばれ、体型だけでなく代謝やホルモンバランスにも大きく関わります。
なぜ「順番」が重要なのか?
筋トレと有酸素運動を同じ日に行うコンバインドトレーニング(複合トレーニング)では、実施する順番によって効果に違いが出ることが、近年の研究でも報告されています。
・有酸素運動を先に行う場合の注意点
有酸素運動を先に行うと、エネルギー(特に筋グリコーゲン)をある程度消費してしまいます。
するとその後の筋トレでは、筋肉に十分な力を発揮できず、トレーニング強度が下がってしまうリスクがあります。
さらに、運動後に分泌されるコルチゾール(ストレスホルモン)は筋分解を促進するため、筋肥大目的の人にとってはマイナスになることも。
・ 筋トレを先に行うメリット
一方、筋トレを先に行うと、成長ホルモンやアドレナリンが分泌され、代謝が一時的に高まります。
この状態で有酸素運動を行うことで、脂肪が効率よく燃焼されやすくなるのです。
また、筋トレ後の身体は糖質をある程度使い切っているため、体脂肪をエネルギー源として使いやすい「脂肪燃焼モード」に入りやすい状態とも言えます。
目的別:最適な順番ガイド
目的 | 最適な順番 | 理由 |
---|---|---|
ダイエット・脂肪燃焼 | 筋トレ → 有酸素運動 | 成長ホルモンで脂肪燃焼効率UP |
筋肉増強・ボディメイク | 筋トレ → 有酸素運動 | 筋トレの質を保つことが重要 |
持久力アップ・心肺機能向上 | 有酸素運動 → 筋トレ | 有酸素の質を重視する場合 |
・両方を効率よく取り入れるには?
現代人の多くは、トレーニング時間を確保するのが難しいため、「短時間でも効果的にやりたい」と思っているはずです。
そこでおすすめなのが以下の方法:
・サーキット形式で交互に行う
筋トレと有酸素要素を交互に組み合わせることで、心拍数を高く保ちつつ、筋力と心肺機能の両方に刺激を与えられます。
例:スクワット→ジャンプ→腕立て→バーピーなど。
・HIIT(高強度インターバルトレーニング)
短時間の高強度トレーニングと休息を繰り返すことで、脂肪燃焼効果を最大限に引き出せます。
筋トレ+有酸素の中間のようなトレーニングとして非常に有効です。
まとめ
多くの人が「筋トレだけ」「有酸素だけ」と偏った運動を選びがちですが、実際には両方の要素が必要です。
- 筋トレ → 体を作る、燃やす土台を整える
- 有酸素 → 健康を保ち、脂肪を削る仕上げ
この2つは相反するものではなく、互いに補完し合う存在です。
目的に応じた順番を意識しながら、継続的にバランスよく取り入れていくことが、健康的かつ美しい体づくりへの最短ルートです。
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