こんにちは。
岡山のパーソナルトレーニングジムSTELLAです。
お客様からよくいただく質問のひとつに、「筋肉って脂肪より重いんですよね?」 というものがあります。
この答えは YESでありNOでもある少し誤解を生みやすい表現です。
そこで今回は、なぜこのように話が広まったのか、何を基準に体型を見ていくべきなのかを解説していきます。
目次
筋肉と脂肪、「重さ」ではなく「密度」が全く違う
まず前提として、1kgの筋肉も1kgの脂肪も重さは同じ1kgです。
ではなぜ「筋肉の方が重い」と言われるのでしょうか?
それは重さそのものではなく密度(ぎゅっと詰まり具合)が違う からです。
筋肉は密度が高く、同じ重量なら体積は小さいですが、対して脂肪は密度が低く、同じ重量なら体積は大きいのが事実です。
つまり、同じ体重でも筋肉が多い人の方が引き締まって見え、脂肪が多い人の方が大きく見えるということです。
たとえば、1kgの筋肉は脂肪の約80%くらいの大きさしかありません。
このように体重が変わらずとも見た目が大きく変化していく理由です。
痩せたのに見た目が変わらない方がいる理由
「3kg痩せたのに見た目が変わらない…」
これは、筋肉が落ちて脂肪だけ減っていないパターンに多いです。
筋肉は密度が高く体積が小さいため、筋肉が落ちると体重は軽くなるものの、脂肪が残っていると見た目はそこまで引き締まりません。
逆に、体重がほぼ変わらない、でも周囲から「痩せた?」と言われるような方は脂肪が減り、筋肉量が維持されているまたは増えている状態です。
つまり本当に大切なのは体重ではなく、体組成(脂肪と筋肉の割合)なのです。
なぜ体重が増える人がいるのか?
トレーニングを始めると体重が増える人がいます。
これは決して悪いことではありません。
理由は以下の通りです。
筋肉が水分を保持しやすい
筋肉は水分を多く含む組織であり、トレーニングによって修復が進むと水分量も増えます。
一時的に体重が上昇するのは自然な反応です。
筋肥大により筋肉量そのものが増える
筋肉は脂肪より密度が高いため、増えれば当然体重も増えます。
ただし見た目は引き締まるという状態が同時に起こります。
筋グリコーゲン量の増加
筋肉はエネルギー(グリコーゲン)を蓄えます。
グリコーゲン1gにつき約3gの水分を引き込むため、筋トレを始めると体重は数百g〜1kgほど増えることも珍しくありません。
トレーニングと食事を頑張ったのに体重が増えた場合は「太った」のではなく体の準備が整い、代謝が高まったサインと捉えてもいいかもしれません。
まとめ
「筋肉は脂肪より重い」という表現は正しくはありませんが、密度が高い分、同じ体重でも見た目が引き締まるのは事実です。
だからこそ、トレーニングを始めた方にお伝えしたいのは、「体重が増えても悲観しないこと」、「見た目の変化と体組成を優先すること」、長期的には筋肉が多い方が確実に痩せやすいこと」です。
ですので、本当に参考にするべきは「体脂肪率」、「周囲径」、「写真」を見て判断することです。
体重に振り回されず、理想の見た目に向かって正しい基準で変化を追っていきましょう。
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