こんにちは。
パーソナルトレーニングジムSTELLAです。
トレーニングを始めたばかりの方ほど、「とにかく頑張ろう」と意欲が高い一方で、知らず知らずのうちに遠回りになる行動をしてしまうケースが多く見られます。
実は、初心者が結果を出せない原因の多くは、根性や才能ではなく「身体の仕組みを知らないこと」にあります。
今回は、初心者の方が特にやりがちな代表的なミスを紹介します。
頑張りすぎて「回復」を軽視してしまう
初心者に最も多いミスが、トレーニング頻度や強度を上げすぎてしまうことです。
筋肉は、トレーニングによって一度ダメージを受け、その後の回復過程で以前より強くなります。
この仕組みは「超回復」と呼ばれ、筋タンパク質合成が高まるのは運動後24〜48時間、長い場合で72時間程度とされています。
この回復が完了する前に同じ部位を繰り返し鍛えてしまうと、
- 筋肉が成長しない
- 疲労が蓄積する
- パフォーマンスが低下する
といった状態に陥ります。
初心者の方ほど「やればやるほど効果が出る」と考えがちですが、回復を含めてトレーニングであるという認識が非常に重要です。
重さや回数ばかりを追い、フォームをおろそかにする
「重い重量を扱える=効果が高い」と思ってしまうのも、よくあるミスのひとつです。
しかし、筋肉に刺激が入るかどうかは、重量そのものではなく、狙った筋肉に適切な張力がかかっているかで決まります。
フォームが崩れた状態では、負荷が関節や別の筋肉に逃げてしまい、狙った部位への刺激は大きく低下します。
明確に適切な可動域と筋張力を保った動作のほうが、軽めの重量でも筋肥大が起こることが示されています。
特に初心者の段階では、「動作をコントロールできる重さ」、「反動を使わない」、「狙いたい筋肉を意識できている」ことが最優先です。
筋肉痛=効果が出ていると勘違いする
筋肉痛が出ると「効いた気がする」、出ないと「意味がなかった」と感じる方は非常に多いです。
しかし、筋肉痛は筋肉が刺激に慣れていない時に起こりやすい現象であり、筋肥大や脂肪燃焼の指標ではありません。
トレーニングに慣れてくると、適切な刺激を入れていても筋肉痛が出にくくなるのは自然な反応です。
実際、筋タンパク質合成の増加と筋肉痛の強さには、必ずしも相関がないことが報告されています。
筋肉痛の有無ではなく、「重量や回数が少しずつ伸びているか」、「フォームが安定してきているか」といったパフォーマンスの向上を見ることが重要です。
食事を軽視し、「運動だけ」で体を変えようとする
初心者ほど「とりあえず運動すれば痩せる」「筋トレすれば筋肉がつく」と考えがちですが、体の変化には栄養が不可欠です。
筋肉の材料となるのはタンパク質であり、エネルギー不足の状態では筋タンパク質合成は十分に進みません。
また、極端な食事制限を行うと、脂肪だけでなく筋肉も分解されやすくなり、結果として「体重は減ったのに見た目が変わらない」状態になります。
研究でも、トレーニングと適切なタンパク質摂取を組み合わせた方が、筋肉量・体脂肪率ともに良好な改善が見られることが示されています。
まとめ
初心者の方がやりがちなミスは、決して「意識が低い」からではありません。
むしろ、真面目で頑張ろうとする人ほど陥りやすいものです。
- 頑張りすぎて回復を軽視する
- 重さや回数を優先しフォームを崩す
- 筋肉痛を成果の指標にする
- 食事の重要性を見落とす
これらを避け、身体の仕組みに沿って取り組むことで、初心者でも安全かつ確実に体は変わっていきます。
「正しい」努力を積み重ねることが、最短で理想の体に近づく方法です。
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