こんにちは。
岡山のパーソナルトレーニングジムSTELLAです。
「筋トレをやめたら筋肉が脂肪に変わった気がする」「脂肪を筋肉に変えたい」これらの言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
しかし、筋肉が脂肪に変わったり、脂肪が筋肉に変わることは生理学的に不可能です。
今回は、その理由を解説するとともに、このような誤解がなぜ生まれるのかお話していきます。
筋肉と脂肪は「まったく別の組織」
まず前提として、筋肉(筋組織)と脂肪(脂肪組織)は構造も機能もまったく異なる生体組織です。
筋肉は主に筋線維(アクチンとミオシンというたんぱく質)で構成されており、体を動かすエンジンの役割を担います。
一方、脂肪組織は中性脂肪を蓄える細胞(脂肪細胞)で、エネルギーの貯蔵庫という役割があります。
つまり、筋肉がそのまま脂肪に「変化する」ことも、脂肪が筋肉に「変わる」こともありえません。
この点は、人体の基本的な生理学で明確に否定されています。
なぜ「筋肉が脂肪に変わった」と感じるのか?
この誤解が生まれる主な理由は、「体型の変化」です。
筋トレをやめて活動量が減ると、筋肉量が減少(萎縮)し、同時に摂取カロリーが消費カロリーを上回れば脂肪が蓄積されます。
これにより、「筋肉が脂肪になった」と錯覚するのです。
例えば、2020年のスポーツ医学では、トレーニング中止後2〜3週間で筋力・筋量が顕著に低下するという報告があります。
筋量が減っていく過程で、体重が変わらなくても「体の引き締まり」がなくなり、脂肪が目立つようになります。
脂肪を減らし、筋肉を増やすことは可能
筋肉と脂肪は直接変換できないものの、脂肪を減らしながら筋肉を増やす「ボディリコンポジション(体組成の再構成)」は可能です。
特にトレーニング初心者や、長期間トレーニングから離れていた人が再開する場合、カロリー収支をややマイナスにしつつ、十分なたんぱく質(体重1kgあたり1.6〜2.2g)を摂取し、週2回以上の筋トレを行うことで、脂肪を減らしつつ筋肉を増やすことができると言われています。
まとめ
「筋肉が脂肪に変わる」「脂肪を筋肉に変えたい」といった表現は、わかりやすさ重視の表現だと思われます。
実際には、筋肉と脂肪は別物であり、それぞれに対するアプローチが異なるというのが科学的な事実です。
正しい知識を持てば、「筋トレをやめると太るのでは」といった不安や、「どうせ脂肪が筋肉に変わるし」といった誤解を防ぐことができます。
そして、継続的なトレーニングと栄養管理こそが、理想のボディメイクにつながる一番の近道です。
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