こんにちは。
岡山のパーソナルトレーニングジムSTELLAです。
食事の際によく噛んで食べたほうが良いと皆さん耳にしたことがあるのではないでしょうか?
実はこの咀嚼はボディメイクの観点からもメリットがあります。
今回はよく噛む事がボディメイクの観点でどのようなメリットがあるのかについて紹介いたします。
よく噛むことと食欲
ボディメイクで最も難しい課題のひとつが「食欲のコントロール」です。
いくらトレーニングを頑張っても、摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回ってしまえば体脂肪は増えてしまいます。
その中で「よく噛む」というシンプルな行動は、自然に食欲を抑えるための有効な方法です。
咀嚼(噛むこと)によって脳の視床下部が刺激され、満腹感をもたらす「ヒスタミン」「GLP-1(インクレチン系ホルモン)」「レプチン」などのホルモン分泌が促進されます。
これらは血糖値の急激な上昇を防ぎ、満腹中枢を早めに働かせる効果があります。
一方で、早食いはこれらのホルモンが分泌される前に一気に食べてしまうため、必要以上にエネルギーを摂ってしまいがちです。
実際に、早食い習慣のある人は肥満率が約2倍高いという調査もあります。
つまり「噛む回数を増やす」だけで、食欲を適正化しやすくなるのです。
消化・吸収への影響
筋肉を育てるには「何を食べるか」はもちろんですが「どれだけ栄養を効率よく吸収できるか」も重要です。
咀嚼は単に食べ物を細かくするだけでなく、唾液中に含まれる酵素(アミラーゼなど)が炭水化物の分解をスタートさせ、消化の第一歩を担っています。
よく噛んで食べ物を細かく砕けば、その後の胃や小腸での消化・吸収がスムーズになり、タンパク質・ビタミン・ミネラルといった筋肉や代謝に不可欠な栄養素を最大限活かすことができます。
逆に、あまり噛まずに大きな塊のまま飲み込むと、胃腸への負担が増え、消化に時間がかかり、栄養の吸収効率が落ちる可能性があります。
特に高タンパク食を心がけている方にとっては、消化不良が続けば胃腸トラブルや栄養のロスにつながりかねません。
よく噛むことは、サプリメントなど以上に取り組みやすく「栄養を活かすための第一歩」なのです。
エネルギー消費と代謝への影響
「噛む」行為は単なる食事動作ではなく、エネルギー消費そのものでもあります。
食後に体温が上がる経験をしたことがある方も多いと思います。
これは「食事誘発性熱産生(DIT:Diet-Induced Thermogenesis)」と呼ばれる現象で、食べたものを消化・吸収・代謝する過程で消費されるエネルギーです。
DITは1日の総消費エネルギーの約10%を占めるとされており、意外に無視できません。
研究では、よく噛んで食べることでDITが有意に増加することが示されています。
つまり、同じ食事をしていても「よく噛む人」の方が消費カロリーが多くなりやすいのです。
これは長期的に見ると体脂肪の増減に影響し、ダイエットや減量期のボディメイクをサポートする要因になります。
まとめ
「よく噛んで食べること」は、ボディメイクにおいて軽視されがちですが、実は大きな効果を持つ基本習慣です。
・食欲コントロールを助ける
・消化吸収をスムーズにして栄養を無駄なく活かす
・代謝を高め、脂肪燃焼をサポートする
トレーニングや栄養管理と比べると地味に見えるかもしれませんが、継続すれば確実に結果につながります。
ボディメイクの成功は「小さな積み重ね」の上に成り立っています。
今日から一口ごとに意識して噛むことを、あなたの習慣に加えてみてください。
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