ダイエットでは栄養素のバランスや摂取するタイミングなど様々な要素を気にするかと思いますが、中でも最も優先順位が高いのがカロリーバランスです。
今回は、ダイエットの原則とそれをどのように日常で活かすかをお伝えします!
目次
ダイエットの原則の前に
ダイエットの原則を知る前に、カロリーとは何か?をお伝えします。
カロリー(kcal)
カロリーとは食品が持つエネルギーの量を数値で表したものです。
カロリー計算というと大変で上級者がするイメージかもしれませんが、その食品が太りやすいか太りにくいかを見た目ではなく数字で正確に判断できるため、ダイエット初心者の方こそ計算する方が返って効率良くダイエットを進めることができます。
ダイエットに取り組む本人は『あまり食べていないのに…』と思っていても、実はカロリーを摂りすぎていたということはよくあります。
計算をせず見た目で判断できるようになるためにも、まずは数字で把握してみましょう!
摂取カロリー
食べ物、飲み物から摂取したカロリー量のことです。
この摂取カロリーを構成しているのは三大栄養素とアルコールです。
消費カロリー
人間が動いたり、内臓や筋肉が働くことで消費するカロリー量のことです。
よく基礎代謝など聞くと思いますが、これも消費カロリーの一つです。
ダイエットの原則
ダイエットにおける食事で最も優先順位が高いことは『カロリー収支をマイナスにする』ことです。
先ほどお伝えした、摂取カロリーと消費カロリーの2つのカロリー収支がマイナスになれば体重は落ちていきます。
ダイエットには様々な方法があります。
- 高タンパク質食ダイエット
- 低脂肪食ダイエット
- 低炭水化物ダイエット
- 5回に小分けにして食べる
- 腸内環境を整える
- 〇〇法、〇〇ダイエット
ダイエット方法は限りなくありますが、どんな方法でも誰かしら成功した人がいる一方で、どんな方法でも効果のなかった人もいるため、「結局何が正しいの?」と混乱を招いてしまいます。
ですが、どんな方法であれカロリー収支がマイナスの状態で成り立っています。
というと、「摂取カロリーを減らせば良い」と思うかもしれませんが、中には消費カロリーが少ない方が問題な方もいらっしゃいます。
今回は食事編なので割愛しますが、日常の運動習慣に目を向けて「問題なく消費ができているか?」など、視野を広く持って問題を特定することも大切です。
カロリーがあるのは三大栄養素とアルコール
カロリーのある栄養素は大きく分けて4つあります。
- たんぱく質1g = 4kcal
- 脂質1g = 9kcal
- 糖質1g = 4kcal
- アルコール1g = 7kcal
それぞれ同じ1gでも、カロリーは倍ぐらい違います。
見た目で食べてないと思っていても、カロリーを見ると「けっこう食べてた…」ということはよくあります。
加工食品には、成分表示が義務付けられているためカロリーをチェックすることから始めてみましょう!
どのスープを選びますか?
私はよくお客様に、「小腹が空いたらスープが良いですよ」お伝えしております。
これを聞いて皆様は、自分だったら次の3つのスープのうちどれを選びますか?
- 豆腐とわかめのスープ
- 豚汁のスープ
- あさりのスープ
(全て200ml程度の同じサイズ)
ここでお伝えしたいことは、「選ぶ際に何を基準として選ぶのか」ということです。
「糖質が少ないのはどれだろう?」
「タンパク質が多いのはどれだろう?」
「ビタミンやミネラルが多いのはどれだろう?」
という視点よりも、まず優先するべきは『一番カロリーが低いのはどれか』という視点で選ぶということです。
ちなみにそれぞれのスープのカロリーは、
- 豆腐とわかめのスープ 50kcal
- 豚汁のスープ 100kcal
- あさりのスープ 33kcal
となります。
見た目は同じサイズのスープでも、豚汁のスープはあさりのスープ3杯よりもカロリーが高いことがわかります。
まとめ
今回はダイエットの中でも主に食事についてお伝えさせて頂きました。
ダイエットを成功するためにはカロリー収支をマイナスにする必要があり、そのためには日常で食品を選ぶ際に「カロリーが低い物はどれだろう」という視点を持つことが大切です。
もちろん糖質やタンパク質のバランスも大切なので、後々は考えていく必要があります。
ですが、ダイエットが初めての方に「カロリーバランスと同時に栄養バランスも整えましょう」というのは至難の業かと思います。
まずはダイエットの原則として、カロリー収支をマイナスにすることを実践して頂き、自分のペースで修正しながら質を高めていくのが良いかと思います。
今回は食事を中心にお伝えしましたが、食事だけで摂取カロリーを抑えてカロリー収支をマイナスにするダイエットは、健康的なダイエットと言い難いです。
健康に欠かせない筋肉を落とさず、体脂肪を落として太りにくく健康な体を作りをするためには、消費カロリーに目を向けることも大切です。
しっかり動いて高栄養の食事をすることで、健康的な体に繋げていきましょう。
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