今回の内容は、簡単に言うと
『脂身の多いお肉を避けて、魚を食べましょう』
という内容です。
まず簡単に脂質についてのおさらいをしましょう。
脂質は大きく2種類に分けることができます
①飽和脂肪酸・・・肉の脂身、チーズ、バター
②不飽和脂肪酸・・・魚類、ナッツ類、オリーブオイル
簡単な見分け方としては、
常温で固体なもの=飽和脂肪酸
常温で液体なもの=不飽和脂肪酸
となります。
ではなぜ不飽和脂肪酸が健康に良いのか?
結論から言うと、生活習慣病の予防になるからです。
具体的には『動脈硬化』『肥満』の予防です。
厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準では、飽和脂肪酸を摂りすぎると、悪玉コレステロール(LDL)が増加し、これが原因となり動脈硬化や血栓が起こるとされており、飽和脂肪酸の摂取量を全体の7%以下に設定しています。
また、飽和脂肪酸は温度を上げてもなかなか溶けない(融点が高い)という性質があり、これによりエネルギーとして使われにくく頑固な脂肪として蓄えられてしまいます。これが『肥満』の原因にもなります。
それとは逆に、不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを減らしたり、細胞膜を柔らかくするという機能があります。
細胞膜が柔らかくなることで、エネルギー利用の効率を高めて肥満の予防にもなると考えられます。
不飽和脂肪酸を多く含む食品としては、青魚やナッツ類の他に、
・あまに油
・オリーブオイル
などが手軽に摂取できます。
不飽和脂肪酸は熱に弱いという特徴があるので、オリーブオイルやあまに油はサラダにかけて食べたり、お味噌汁や納豆にスプーン1杯程混ぜて食べるのがオススメです。
是非参考にしてみてください!